精油:調香の基本編(2)

香りの感じ方を調整する


前の記事をまだご覧になってない方はそちらからどうぞ。
精油は掛け合わせないと、キャンドルとかけ合わせた時は香りが立たないですよ。というお話をしました。


▼精油を掛け合わせる理由と基本(1)


今回の記事では、「香りを強めるブレンディングのコツ」をお話していきます。


実際、同じ精油の量を入れても、ブレンド次第では全然香りが弱くなります。

それはトップ・ミドル・ベースを掛け合わせても、です。


大切なことは、次の3つ!
1.扱う精油に工夫する
2.ブレンド堆肥を工夫する
3.キャンドル制作で工夫する


今回は扱う精油にフォーカスしてお話していきます。

香りを強めるブレンディングのコツ

 

精油は1滴の香りの強さにレベルがあります。

 

例えば、柑橘系のオレンジスイート。

明るくて元気が出そうで、ちょっとかわいらしさがある馴染みのある香り。

 

それに対して、ゼラニウム。

バラと同じ[ゲラニオール]という成分が入っているから少しバラを感じるような香りがすると言われていて華やかさのあるフローラル調と、少しスッとしたような清涼感のある香りも混じっています。

 

 

この2つを比較してみるとわかりやすいのでご紹介してみていますがゼラニウムは香りが強いほうに分類されます。

 

一方で最初にご紹介したオレンジスイートは、かなり香りが弱いです。

柑橘系全般に言えますが。

 

 

同じ1滴でも、全然香りの感じ方が違うのを実感していただけると思います。

 

 

じゃあ、香り強くするためにゼラニウムをいっぱい入れたらいいんじゃない?

と考えがちですがこれも間違えです。

 

 

ブレンドする目的は、キャンドルでしっかり感じる香りを作るため。という目的もありますが、魅力的で人の心を動かす香りを作るため。でもありますよね。

 

 

ゼラニウムとオレンジスイート、同じ1滴ずつをブレンドしても、ほぼオレンジスイートの魅力は引き出されないぐらい、かき消されてしまうのに、ゼラニウムをたくさん入れてオレンジスイートちょっとでは香りのバランスはとれません。

 

 

大事なことはバランスをとりつつ、香りの強さがある精油を組み合わせるということです。

 

 

そしてもう一つ大事なことは、複数種類香りを選んでいくときに、香りが強いタイプばかり揃えると、主張が強すぎて、「私!私!」っていう人ばかりで一つのチームにまとまりません。

 

 

調味料に置き換えて考えてみるとわかりやすいですね。

 

 

隠し味で入れておきたい調味料ってありますよね。

それを間違えて入れすぎると、せっかくの引き立て役も、とがりすぎて全体を台無しにしてしまいます。

 

 

まとめると、まず香りの強さがある精油は必ず組み合わせましょう。ということ。

そして、主張がある香りをたくさん入れすぎに注意ですよ。

最後に、香りが調和するようにバランス見て配分決めましょう。

 

 

ということです。

 

今日のレッスン内容いかがでしたか。

 

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